ライブ配信を実施する際にはカメラで撮影したの映像をスイッチャーに伝送してスイッチングを行ったり、スイッチングした映像をカメラマンが手元でリアルタイムで確認できるように送り返すことが多い。小中規模の会場においてこれらの映像を伝送する際には、カメラとスイッチャーが存在する配信卓の間を一つの映像ごとに多くのHDMIやSDIケーブルを引くことで実現することがほとんどである。しかしながら、技術の進歩により１本の光ファイバーケーブルで複数の映像系統を長距離かつ双方向に伝送可能なSDI光延長器や、メディアソースをリアルタイムでネットワーク経由で送受信するためのプロトコルであるNDI（Network Device Interface）を活用する方法、さらにはIP（Internet Protocol）ネットワークを介してビデオやオーディオ信号を転送する規格であるSMPTE ST2110を活用する方法など様々な形で映像信号を伝送することが可能になっている。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/1260d55b-e960-4ce6-8dc6-d6dfc3c2b137/DSC00241.jpg">この記事ではBlackmagic社から2023年に登場した、SDIからST2110ベースのIPとIPからSDIを同時に変換できる双方向コンバーター「Blackmagic 2110 IP Converter 3x3G」について何が実現可能なのか、実際に実案件で組み込んでみて感じた良いポイントと悪いポイントについてレビューしていく。<h2>外観と仕様について</h2>前面はよくある同社のコンバーターのフロントパネルとよく似ておりとてもシンプルな作りになっている。本機の設定を操作するコントロールパネルボタンとスピンコントロールノブと小型のLCDディスプレイが標準装備されている。LCDディスプレイでは本機の各種設定が行えるだけでなく、最大３系統の入力映像と最大３系統の出力映像のリアルタイムモニタリングを行うことが可能だ。NDIコンバーターなどほとんどのコンバーターにおいて映像の入出力状態のモニタリングができないが、本機では入出力映像、ビデオフォーマット、オーディオ、タイムコードのモニタリングが可能なため、設営に十分な時間が確保が難しい実際の現場でもトラブルが起こった際の原因特定がしやすく非常に助かっている。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/a071dc31-fd90-43c4-827f-a268ae198617/DSC00258.jpg">背面はPoE+対応の10Gイーサネットポートに加え、最大1080p60までサポートしている３つのSDI INと３つのSDI OUT端子およびリファレンス出力が配置されており、最大16チャンネルのエンベデッドオーディオおよび補助データをサポートしている。本機から映像を伝送するSDI INにはループアウト端子が３つの入力それぞれについているので、SDI出力が１つしかできないカメラなどで自身が撮影している映像を手元のフィールドモニターに返してあげる際などに役に立つ。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/12cbc1f1-4e58-4fc0-97cc-423d73ff8087/DSC00288.jpg">出力する映像信号については本体のメニューパネルから同一ネットワーク上に存在する本機の映像ソースからGUI上で選択することができるようになっている。映像や音声などをIPで制御するための仕様であるNMOS（Network Media Open Specification）が本体に内蔵されているため独自でアプリケーションを開発したり別途ハードウェアを追加する必要がなく、同一ネットワーク内に接続するだけでネットワークに関する知識がなくても簡単に利用開始できるのがポイントだ。また、本機で採用されているST2110 IPは非圧縮信号なのでNDIなど圧縮信号を利用する伝送する方式と比較して非常にクリアな映像を低遅延で伝送することができる。現状は本機のメニューパネルまたはPCソフトウェアである<a href="https://www.blackmagicdesign.com/jp/support/family/broadcast-and-atem-converters" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Blackmagic Converters Setup</a>で映像ソースの選択を行えるが、今後は同社の<a href="https://www.blackmagicdesign.com/jp/store/routing-and-distribution/smartvideohub/W-VHB-09" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Smart Control Pro</a>で映像信号を選択することができるようになるようで<a href="https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicvideohub" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Blackmagic Videohub</a>と同様な形でルーティングを操作することも可能になるようだ。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/00de7abc-2554-4d2e-9813-975831fb763a/DSC00278.jpg">大きさは縦46mm×横140mm×奥行き248mmと大体A5サイズ程度の１Uラック可能なサイズ感になっている。重量は1.05kgと大きさ相応の重さとなっている。わかりやすい比較になるかどうかは分からないが、RolandのV-160HDと横並びで使用した際のサイズ感は下記の画像のようになった。価格については税込¥95,980（2024年2月時点）で他社の同様のコンバーターと比較してかなり安価な価格帯となっている。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/be312b86-d8bc-4905-b06f-5482168c990c/DSC00265.jpg"><ul><li>SDI入力：3</li><li>SDIループ出力：3</li><li>SDI出力：3</li><li>SDIオーディオ入力</li><li>16chのエンベデッドオーディオ</li><li>ビデオフォーマット：最大1080p60</li><li>外部コントロール：RJ-45, 10Gb/sイーサネット, USBC</li></ul><h2>実案件での活用方法</h2>2台以上の本機を接続して使用する一般的な使い方では10Gスイッチハブを用意する必要があり、本機以外にもハードウェアの準備が必要となる。ネットワークの設定については同社のマニュアルに記載されているので<a href="https://www.blackmagicdesign.com/jp/support/family/broadcast-and-atem-converters" rel="noopener noreferrer" target="_blank">サポートページ</a>を確認すると良さそうだ。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/3a6ea992-ad08-422f-b9c8-340091c6d9e5/simple.png">ここでは最もシンプルな構成で2台の本機を互いに接続してSDI延長機のように使用したいケースを取り上げてみる。3IN3OUTのSDI延長機のように使用するシンプルな構成であれば、ネットワークに関する知識がなくても電源とSDIビデオソースを接続しCAT6イーサネットケーブルで2台の本機を直接接続するだけで簡単に使用開始できる。例えば比較的大型のホールでのオペレーションでカメラブースと映像配信卓が50m程度離れているケースを考える。カメラブースでは3台のカメラを利用して演者を撮影し、その映像を配信卓まで送り届ける。また、配信中のスイッチング映像やM/V映像をカメラブースでもリアルタイムで確認したい。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/a3b5ccf6-96a8-47e4-b0b2-952395888de7/DSC00251.jpg">このようなケースで本機を利用するとこれまで何本ものケーブルをカメラとスイッチャー間で這わせる必要があったものが１本のLANケーブルだけで最大６本分の映像信号を送受信することが可能になるのだ。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/7eda6373-4eb4-4a0f-97f6-d88d87590a78/DSC00275.jpg">具体的なシステム図を記載すると下記のようになる。 カメラの映像やPGM映像とM/V映像が全て本機を介して伝送されることで、非常にシンプルな構成になる。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/1016bdf9-8af0-427a-b373-56ac776dc5ad/案件での活用方法.png"><h2>伝送速度検証</h2>2台のコンバーターを直接30mのLANケーブルで接続した状態で伝送速度による遅延がどの程度かを検証した。検証には100ms単位で表示を切り替えるウェブアプリケーションタイマーを活用して1080p59.94でどの程度のレイテンシーが発生しているかを本体のLCDディスプレイを撮影することで確認した。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/0ebe30dc-f4cb-4a6d-bf05-fa2a2eff43a9/DSC00298.jpg">何度か検証をしたところ、環境によるレイテンシーのズレは存在していたが2台のコンバーターを直接接続した条件下においてはおおよそ0.03s程度（2f程度）であった。また入力ごとに異なるレイテンシーが発生するかも合わせて検証したが、入力ごとのレイテンシの差は特になかった。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/58b2970c-6503-4016-a325-8c529bf39a51/spped.png">実際に検証をしている様子を収録してどの程度のレイテンシーが発生するのかを視覚的に確認できるような動画を作成した。タイマーだけでなく、比較的切り替わりの烈しい風景映像も検証映像として載せている。<div class="ql-embed"><div class="embed-content"><div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe title="Blackmagic 2110 IP Converter遅延検証" src="https://www.youtube.com/embed/e6bLpkm_T3A?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen="" scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div></div><div class="embed-controller" data-embedded-url="https://youtu.be/e6bLpkm_T3A?si=hPHcmM-_NcWjyrqF"></div></div>レイテンシーは最小0.03s程度（2f程度）ということで一般的なセミナーやコンテスト等の配信では特に違和感なく利用できる範囲内かと思う。一方で音楽系や動きの烈しい配信など音声と映像のリンクが厳密に求められるような配信では少しレイテンシーが気になる人もいそうだ。特にカメラマンへカメラの映像を送り返すと4f程度のレイテンシーが発生することになるので、ある程度のズレが発生することを頭に入れた状態でオペレーションを行いたい。<h2>必要な機材量の変化</h2>ある程度のレイテンシーはあるものの必要な機材量は大きく変化する。例えば配信卓とカメラマンの距離が50m程度離れている比較的大規模会場を想定する。従来であれば50mのSDIが６本必要だった現場が、本機2台とコンバーターとカメラやスイッチャーを接続するSDIケーブルのみで実現可能になるため、かなりコンパクトな機材運用が可能になりそうだ。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/680194d1-cb40-4be1-8cf9-1fee27d14bf8/DSC00297.jpg">実際にどの程度必要なケーブルや機材の量が変化するかを検証してみた。あくまで50m程度の距離がある現場を想定した比較で使用するケーブルの種類によって大きく異なるが、右側が従来必要であったSDIケーブルの量で左側が本機を採用することで必要になる機材の一覧だ。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/641bd1b3-127d-49f8-b992-d82408e24ef0/DSC00295.jpg">SDIケーブルを100m/5kgで計算すると、従来はSDI50m×5本=12.5kgに対して本機を採用することによりSDI3m×10本=1.5kg、本機×2個=2.1kg、シールドLAN50m×1本=2.5kgの合計6.1kgまで重量についても抑えることが可能になる。もちろん、構成によって必要になる機材は異なるので一概には言えないが約半分程度の重量でコンパクトなケーブル類で運用が可能になるのは配信する側にとっては非常に嬉しい。<h2>まとめ</h2>SDIからST2110ベースのIPとIPからSDIを同時に変換できる双方向コンバーター「Blackmagic 2110 IP Converter 3x3G」についてレビューしてきたが、ある程度（最小0.03s程度）のレイテンシーが発生するものの、それを踏まえても必要な機材の量が減ったりSDI延長機として利用するのであれば非常に簡単かつ比較的低価格でIP伝送システムを構築できるのは非常に嬉しい。本機を採用することでホールなどで複数本敷設していたSDIケーブルが不要になり、LANケーブル1本のみで完結することができるようになった。（複数箇所にカメラを配置する場合は例外）機材量の減少もそうだが、設営と撤収に必要な時間も短くすることができ、会場内通路に這わされるケーブルの量も最小限に抑えられるので依頼頂いたお客様にとっても嬉しいと好評だ。筆者としては大満足のコンバーターであるが、レイテンシー以外で実際に利用して気になったのはLANケーブルの抜きづらさである。コンパクトな筐体に必要なSDI端子が配置されているためしょうがないかもしれないが、LANケーブルを抜く際に上のSDI端子と干渉してなかなか指だけで抜くのが難しいと感じた。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/9b2de547-aa72-4d59-8f20-5560bf86d136/DSC00276.jpg">今後も様々な案件で本機を活用して更なる使い方を検証していこうと思う。また、今後もST2110 IPを活用した機材を同社からリリース予定であるとのことなので是非とも注目しておきたい。パンダスタジオお台場で実施された2110 IPセミナーの映像がYouTubeに公開されているので合わせて確認しておきたい。<div class="ql-embed"><div class="embed-content"><div style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"><iframe title="ブラックマジック2110 IPセミナー @パンダスタジオお台場 アーカイブ" src="https://www.youtube.com/embed/iblFMRbTHkM?rel=0" style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;" allowfullscreen="" scrolling="no" allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share;"></iframe></div></div><div class="embed-controller" data-embedded-url="https://youtu.be/iblFMRbTHkM?si=CkfUYpx3u_dKtGmE"></div></div>

IPコンバーター「Blackmagic 2110 IP Converter 3x3G」を実案件で活用、使用感をレビューします

本記事では世界85エリア以上で利用されている、Cerevoのライブ配信機器「LiveShell W」の機能の中でも実際に本機を使用して配信を実施する中で特に特徴的な機能や他社製品と異なる点をピックアップしてご紹介します。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/6cd8e386-3ff7-4538-bb70-73866e9c68bf/LiveShell使用イメージ.png"><h2>LiveShell Wの機能ピックアップ</h2>LiveShell WはmicroSDカードを使用してファームウェアのアップデートが可能で配信の際にあると便利な様々な機能が随時更新されています。そのため機能については随時追加されていますが、ここでは2022年11月現在のLiveShell Wの特徴的な機能をいくつかピックアップしてお伝えします。<h2>とにかくコンパクトで多機能で安定</h2>LiveShellWは横幅145mm × 奥行き100mm × 高さ42mmとポストカード程の手のひらサイズのとてもコンパクトなエンコーダーで重量も約500g（本体のみ）と持ち運びも非常に簡単に行う事ができます。電源に関しても指定のACアダプタだけでなくモバイルバッテリーでも動作することが可能で、２つの入力が行えるので屋外などの電源の確保が難しい場所でも安心して長時間使用する事ができます。またLiveShell Wには、配信エンコーダーとしての一般的な機能だけでなく後述する2入力ビデオスイッチング、映像エフェクトやテロップなどの様々な機能が内蔵されています。さらに入出力についても、モニタへの配信映像出力やオーディオ入力、USB端子を使用したオーディオインタフェース接続など、豊富な入出力端子を備えています。<h2>有線・無線・モバイル回線全てに対応</h2>通常の比較的安価な配信エンコーダーでは有線LANやモバイル回線（テザリング機能）だけに対応しているものが多く、無線WiFiを使用した配信は不可能な製品が多いですが、本製品では有線LANやLTEモデムを使用したモバイル回線に加えて無線LANアダプタを使用することで無線LANを使用したオンライン配信を実現することが可能です。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/e89c2d27-692d-48f8-80f7-6a06272427ae/本体背面.png">貸し会議室や企業のオフィスなどで実施する比較的小型のオンラインイベントでは有線LANを用意して安定した回線を用意することは難しくても無線LANなら使用可能という状況に遭遇すると思います。無線LANのみを使用して配信するのは少し怖いですが、本製品を1台持っておくとこのような状況下でも配信する事が可能なのでバックアップとして1台機材に入れておくと安心します。<h2>最大1080/60pで3ch同時配信＆録画</h2>1080/60pのフルHD画質で、最大３つのチャンネルに同時配信や録画が可能となります。例えばYouTube Liveに配信しながらバックアップとしてVimeo Liveに配信、さらに配信映像をエンコード機能を使用して同時録画するなど動画配信プラットフォームへのマルチ配信を実現することが可能です。コンパクトな筐体１つでバックアップ配信まで可能なので万が一配信トラブルがあった際も安心して利用頂けます。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/695b0ce4-207f-4da9-9709-2cedc45bf1b8/本体.png"><h2>配信の全てを操作可能なWebアプリ</h2>私が一番LiveShell Wの機能のなかで一番便利だと思うのはこちらのウェブアプリ「LiveShell Studio」です。比較的安価なエンコーダーでは配信先やストリームキーの設定を行うために専用のPC専用アプリをダウンロードして操作する必要があるものが多い印象です。本製品ではウェブアプリケーションとしてコントローラーやプレビュー環境が提供されているのでアプリケーションをダウンロードする必要がなく、同一のネットワークに接続されたPCやタブレットやスマホなど好きな端末から特に事前設定をする事なく設定画面を操作する事が可能です。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/c1537b6f-6097-4c65-8c63-9e74b8c146e8/ウェブアプリ.png">また、こちらの「LiveShell Studio」はLiveShell W本体内臓のウェブアプリケーションとなっている為、メンテナンスなどによりアプリケーションを使用できない状態が発生せずいつでも安心して利用する事が可能になりました。ここからは実際に「LiveShell Studio」で使用できる様々な機能の中からいくつかの機能をご紹介したいと思います。<h3>スイッチング機能</h3>LiveShell Wではその名の通り２つの入力映像をスイッチングしながら配信する事ができます。もちろん製品本体の映像セレクトボタン（AとBの２種類）を使うと本体操作のみで映像のスイッチングを行うことができます。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/fa4f5b17-bdea-4e8c-8312-4507581a6418/ウェブアプリ.png">こちらのウェブアプリを使用する事でスイッチング時の映像効果をMix（ミックス）とWipe（ワイプ）から選択したり映像切り替え時間（トランジションタイム）などを詳細に設定する事が可能となります。こちらの機能を使用することで本当に簡易的な２台のカメラを使用したシンプルな配信であれば別途スイッチャーなしで行う事が出来てしまいます。<h3>映像合成機能</h3>先ほどご紹介したシンプルな映像切り替えのオペレーションに加えてウェブアプリを使用して映像の上に映像を重ねて配置する「PinP」や二つの映像を左右に配置する「左右分割」やテロップやグリーンバックの映像を合成する「クロマキー」などの機能も使用する事が可能です。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/6ac8c99c-7a56-47ed-8a1f-77b9c256e0f1/合成.png"><h3>テロップ機能</h3>さらにテロップを使用することも可能です。テロップ機能ではロゴなどの画像を登録して表示する機能とその場でテキストを入力して好きな場所に配置する文字テロップ機能があります。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/bd25abe4-4ff1-476d-ac28-80e8c5206a26/テロップ.png">画像テロップではアルファチャンネルを持つPNGファイルを使用した場合、背景を透過させて表示する事が可能なので例えば人物の名前テロップを表示させたり番組のロゴを常に右上に小さく表示させるなど様々な用途で使用する事ができます。文字テロップでは自分で好きなテキストを入力して好きなフォントやサイズ・色などを指定して画面上に配置することができます。例えば急遽トラブルが発生したことを視聴者に伝えたい際など急を要する際に便利な機能だと思います。<h3>オーディオミキサー機能</h3>LiveShell WにはHDMI入力の音声だけでなく、ステレオミニプラグを使用したアナログ入力・マイク入力、USBを使用したUSBオーディオデバイス入力も使用する事ができます。それぞれの入力端子からの音声レベルを調整したり、ミュート設定することが可能となります。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/7e85066f-ffda-45e0-a35a-7e07f3f505eb/オーディオ.png">また、HDMIの音声についてはAFV（Audio Follow Video）機能もあり映像の切り替えに合わせて音声もミュートにする事ができます。例えばAに入力されている映像を配信しているときはBの音声をミュート、Bの映像を配信している際にはAの音声をミュートする事ができるので、メインの配信を実施していて休憩時間はCMを別のPCから流すといった対応が可能になります。休憩中はメイン配信のスイッチャーは配信されないため自由に操作をしてその後のオペレーションの確認やリハーサルなども配信を途切らす事なく実施できるのも本製品のメリットです。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/b5c84853-b6b0-4cb2-b58c-510681f72662/本体オーディオ.png">また、このオーディオミキサー機能は本体のコントロールダイヤルを使用しても操作する事が可能なので、操作は若干難しくなりますがPCがない時にも対応する事が可能です。<h2>まとめ</h2>本記事では配信スイッチャー件エンコーダーとも言えるLiveShell Wの特徴的な機能についてご紹介させて頂きました。弊社はCerevo認定インテグレーションパートナーに認定されており、LiveShellに関する様々な疑問の解消や導入のサポートをお手伝いさせて頂きます。もし、本製品の導入をお考えの際は是非弊社お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。製品導入時のサポートを行わせて頂きますので安心してご利用いただく事が可能です。 <a href="https://about.qulii.jp/contact" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://about.qulii.jp/contact</a>

ライブ配信機器 LiveShell W の機能と特徴のご紹介

国際会議や学会発表などでスライドを共有する際、日本語と英語のスライドを作成して、参加者がそれぞれ見られるようにしたいことってありますよね。 Zoomには、画面共有で２種類のスライドを参加者がほぼ同時に閲覧することができます。<h2>この記事はこんな時におすすめ</h2><ul><li>日本人だけでなく、海外の方も参加するセミナーを開催するが、日本語と英語のスライドをそれぞれの言語話者が選択できるようにしたい</li><li>パワポを共有しつつ、補足資料としてドキュメントを同時に共有したい</li></ul><h2>必要機材</h2><ul><li>同時に共有したい画面分のPC</li><li>（あると便利）モニター</li></ul><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/e2546fe6-a193-4299-be41-818973d7d368/スクリーンショット2022-10-1920.44.09.png"><h2>手順</h2><ol><li>同時に共有したい画面の数に合わせたPCを用意します</li><li>ミーティングホストは、画面共有ボタン横の矢印から、「複数の参加者が同時に共有可能」を選択します。 <img src="https://ik.imagekit.io/qulii/8ba1bdb7-c624-4984-91ec-727306ac454f/スクリーンショット2022-10-1920.45.58.png"> </li><li>共有したいアカウントで画面共有をそれぞれ行います。</li><li>参加者は、ビューオプションから、閲覧したい画面を共有しているアカウントを選択します。 <img src="https://ik.imagekit.io/qulii/004be975-9d33-4121-89b7-b98912930cc0/pastedimage0.png"> </li><li>参加者は随時視聴したい画面を切り替えることが可能です。</li><li>なお、この機能は１台のPCから複数の画面共有はできません。必ず共有したい台数分のPCを用意してください。</li></ol><h2>応用</h2>この機能は２言語の資料がある際に共有する際に使用されることが多いのですが、他にはメインの資料(例：スライド)に対して、補足資料（例：ドキュメントによる参考情報）を共有し、随時参加者の理解を促進することも可能です。また、参加者がデスクトップモニター等を利用している場合は、PCとの２画面併用により同時に2つの資料を閲覧することが可能です。 以上、Zoom会議がさらに充実する記事でした。

【Zoom機能紹介】日本語・英語のスライドを参加者が選べるようにするには

３年ほど前は打ち合わせといえば直接会って行うものでしたが、最近はZoomやTeamsなどのツールが普及しオンラインミーティングが当たり前になりました。企業にお勤めの社会人の方々は社内ツールとしてTeamsミーティングを日常的に利用されている方も多いと思いますが、学生の方々やTeamsを社内ツールとして取り入れていない社会人の方々は日常的にZoomは使用していてもTeamsは使用したことがないという方が多いと思います。そこで本記事ではMicrosoft Teamsの超基礎である打ち合わせやイベントの主催者の方々から送られてきたTeamsミーティングに参加する方法をスマートフォンやタブレットとパソコンのそれぞれご説明します。説明に使用する動画として2年ほど前に作成した「100秒または150秒で説明するMicrosoft Teamsの使い方」を使用します。少々古い動画ですのでUIなど一部現在のものとは異なる箇所がありますが、基本的な操作方法については十分にご理解いただける内容となっていますので是非ご覧ください。<h2>パソコンで利用する方法</h2>Teamsを始めてご利用される際にアプリのダウンロードは必要はなく、ウェブブラウザ上でご参加いただくことが可能となります。また特にアカウントの登録なども必要ありませんので、簡単に参加する事ができます。最初に主催者から送られてきたリンクをクリックします。リンクをクリックするとウェブブラウザでTeams参加画面が出てきてアプリケーションをダウンロードして参加する方法とそのままウェブブラウザで参加する方法を選択する事ができます。アプリをダウンロードするを選択した場合はアプリのダウンロードが開始してダウンロード完了後にミーティングに参加する事が可能となります。ミーティング参加時にお名前を入力する欄がございますので、ご自身のお名前を入力したのちに参加ボタンを押してTeamsミーティングに参加してください。<iframe class="ql-video" frameborder="0" allowfullscreen="true" src="https://www.youtube.com/embed/KZJosi3w25E?showinfo=0"></iframe><h2>スマートフォンやタブレットで利用する方法</h2>スマートフォンやタブレットからTeamsを始めてご利用される際にアプリのダウンロードが必要です。アプリストアから事前にTeamsのアプリをダウンロードしておくとスムーズに行えます。アプリのダウンロード後は特にアカウントの登録なども必要ありませんので、簡単に参加する事ができます。最初に主催者から送られてきたリンクをクリックします。リンクをクリックするとアプリが開きミーティングに参加する事ができます。ミーティング参加時にお名前を入力する欄がございますので、ご自身のお名前を入力したのちに参加ボタンを押してTeamsミーティングに参加してください。<iframe class="ql-video" frameborder="0" allowfullscreen="true" src="https://www.youtube.com/embed/vRSDz_BU3kI?showinfo=0"></iframe>Teamsの超基礎となるTeamsミーティングの参加方法を今回は動画を使用してご説明させて頂きました。こんな機能を説明して欲しいというご要望やTeamsの使い方を教えて欲しいなどサポートのご依頼がございましたらぜひお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。

100秒で分かるMicrosoft Teamsミーティングの使い方（超基礎篇）

株式会社Cerevoが企画・開発・販売するライブ配信機器「LiveShellシリーズ」を中心とした技術開発・新製品企画・製品を利用した活動支援連携していくことを目的とした法人向け「Cerevo認定インテグレーションパートナー」に、弊社（キュリー株式会社）が認定されました。キュリー株式会社では学生団体のオンラインイベント技術支援や企業や地方自治体のオンラインセミナー配信や動画教材制作からシステム開発まで幅広く行っており、特に教育分野に特化した配信・映像制作サービスを提供して参りました。ライブ配信においては企画から、スタッフィング、オペレーションまで全てワンストップでご提供しており、お客様のご要望に柔軟に対応させて頂きます。今回「Cerevo認定インテグレーションパートナー」プログラムに参画させて頂くことによって他参画企業様含めさらに配信会社との連携を深めることで、より一層ライブ配信が身近な存在となるような取り組みを行いより一層ライブ配信業界を盛り上げて行ければと考えております。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/4c8147aa-16ce-4bcc-901c-a20d6d41113f/member.png">特に教育業界に近い配信会社として、講義やセミナーなどのオンライン配信をより身近な存在とすることで地方と都市の教育格差を少なくする取り組みも実施出来ればと考えております。LiveShell使用事例紹介 <a href="https://note.com/cerevo/n/na080b52b0345" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://note.com/cerevo/n/na080b52b0345 </a>Cerevoニュースリリース <a href="https://info-blog.cerevo.com/2022/10/27/6476/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://info-blog.cerevo.com/2022/10/27/6476/ </a>キュリー株式会社 〒110-0015 東京都台東区東上野２丁目１０−１０ 協和ビル 3階<a href="https://about.qulii.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank" style="color: rgb(17, 85, 204); background-color: transparent;"> https://about.qulii.jp/</a>

Cerevo認定インテグレーションパートナーに認定されました

寒暖差激しく体調管理が難しい今日この頃。みなさんいかがお過ごしでしょうか。今回の記事は昨年キュリーにて制作を担当した「山梨県 ワーケーションPR動画」の制作にまつわるお話になります。使用機材や撮影方法、編集の過程やキュリーならではのこだわりなどを余すことなくお伝えできればと思っております。<h2>① はじめに</h2>今回の撮影は株式会社JTB様が事前に組んだワーケーションのモデルコースツアーに同行し、参加者の方々が実際にワーケーションを行なっている様子をリアルタイムで撮影するという形で行われました。キュリーからは3名がツアーに同行し、それぞれ「メインカメラマン兼ディレクター」「サブカメラマン」「撮影アシスタント」という役割分担の上撮影を進めてまいりました。<h2>② 使用機材について</h2>3名という限られた人数で尚且つ電車/バスなどの公共交通機関を使用した移動でしたので、撮影機材もなるべくコンパクトにする必要がありました。実際に使用した機材は以下になります。カメラ ・SONY α7SⅢ (メインカメラ) ・SONY α7Ⅲ (サブカメラ) ・SONY α7C （スチル用 / 予備）レンズ ・TAMRON 17-28mm F2.8 ・TAMRON 35-150mm F2-2.8 ・SONY FE24-105mm F4 G ・CANON EF 50mmF1.8 STM ドローン ・DJI AIR 2S ジンバル/スタビライザー ・DJI RONIN SC2 レンズフィルター ・NiSi 可変NDフィルター ・K＆F 可変NDフィルター ・Kenko Blackmist No.5 その他 ・三脚、バッテリー類、SDカード、モニター等々以上を各々のリュックやキャリーにて運搬しました。宿泊のための着替え等も考慮すると3人で持てるちょうどいい量だったのではないかと思います。 <h2>③撮影方法について </h2>前項では使用機材をご紹介いたしましたが、こちらではこれらの機材を現場でどのように運用していたかをお話しします。※一部マニアックなお話もありますので、軽く読み飛ばしていただいても大丈夫です。 まずメインカメラはSONYのα7SⅢです。キュリーのムービー撮影のほとんどをα7SⅢにて行なっております。α7SⅢはDJI RONIN SC2というジンバルに載せて撮影しています。 ジンバルとは、カメラの撮影には切っても切り離せない「手ぶれ」を補正するための機械です。ジンバルを使用することによりブレのない、まるで映画のような映像を撮影することが可能になります。 ジンバルには耐荷重があり、重量のあるレンズを装着することはできません。そのためα7SⅢにはなるべく軽く、かつ寄りでの撮影も可能なレンズをということでTAMRON 17-28mmF2.8をメインで装着しておりました。こちらのレンズの魅力はインナーズームという、広角端の17mmから望遠端の28mmに望遠してもレンズの筒が伸びず、重量バランスが変わらないという点にあります。これにより都度ジンバルのバランス調整をする必要がなくなり、現場でスムーズな撮影を執り行うことができます。 広角レンズならではの、山梨の豊かな自然風景や人物の動きを目一杯取り入れたダイナミックな画を撮影しております。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/ca5bcc3c-cf92-4ac3-8a03-250008a818f6/親子.jpg"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/fff2b3c4-a1f2-48fa-ae24-4d8e98b2d2dd/ワーク3.jpg"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/0f369461-fb89-4c11-8b67-e29b20eca5f7/レストラン.jpg"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/acb4dd95-6400-4e75-b87d-57159e5c766f/乾杯2.jpg"> 続いてサブカメラのα7Ⅲについて。こちらにはTAMRON 35-150mm F2-2.8を装着して撮影しました。ジンバルに装着しているレンズが広角レンズなので、主に望遠域での撮影が必要な際にこちらを使用しております。こちらは三脚に載せての撮影で、雄大な富士山を迫力満点に切り取ったり、参加者の皆様の表情を存分に映すのに最適なレンズでした。 <img src="https://ik.imagekit.io/qulii/2a8852ee-41d3-4b89-b6d6-f41fec5f1f33/スクリーンショット2022-10-1118.30.29.png"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/b2d1192f-5f99-4b6c-9460-afcb76670ffe/ほうとうづくり.jpg"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/4adead24-e4b1-4445-992e-1be804917fd7/乾杯.jpg"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/2c678e20-f390-4c15-94f0-798fffcda935/料理3.jpg"> CANON EF50mm F1.8のレンズはF値の低い、明るく撮影できるレンズなので照明の暗い室内やバーなどでの撮影に使用しました。 <img src="https://ik.imagekit.io/qulii/3248467c-a1f7-4dfe-8221-78bb199faf8b/スクリーンショット2022-10-1118.31.04.png"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/fb6aab94-d41f-46bf-a8e9-99190d11a178/スクリーンショット2022-10-1118.30.56.png"> レンズフィルターについて 使用機材に記載した「レンズフィルター」についてお話しします。 ・可変NDフィルター NDフィルターとは、レンズから入る光の量を減らすためのフィルターです。カメラで動画を撮影する際にはシャッタースピードやF値といった映像の明るさ（露出）を決定づける設定を大きく動かすことができません。※詳細はまた別の記事で記載します！そこで必要になるのがこのNDフィルターです。NDフィルターは濃度によって減らす光の量が異なり、状況に応じてさまざまなNDフィルターを使い分ける必要があり、取り付け・取り外しの手間もかかります。しかし、今回使用した「可変NDフィルター」はフィルター1枚で光の量を自由に操ることができるとても便利なもので、動画の撮影には欠かせないアイテムとなっております。 ・Black Mistフィルター 今回使用したすべてのレンズに「Black Mistフィルター」を装着しています。Black Mistフィルターとはレンズに入る光を拡散させるためのフィルターで、映像のコントラストを抑えて柔らかい映像表現を可能にするフィルターです。Black Mistを使用することによりシネマティックでいわゆる “エモい” 映像を撮影することができます。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/e02197ee-8190-44ca-adf0-67e4116ecece/ワーク2.jpg">↑ Black Mistフィルターによって拡散された光。ふわっとした印象があります。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/cb15a0cc-df34-467a-8b7d-461352e3760a/スクリーンショット2022-10-1118.30.04.png">↑ 水面に反射する光もBlack Mistフィルターを使用することでまるで映画のワンシーンのように映すことができます。 ドローン撮影 続いてドローンによる空撮について。こちらはDJI AIR 2Sを使用しております。 キュリーでは初の試みとなる空撮でしたが、現地の方々や自治体の皆様のご理解とご協力を得て秋の山梨の雄大な自然を撮影することに成功しました。 <img src="https://ik.imagekit.io/qulii/c2b86184-104a-4fe3-afd1-c22edd4ac2a2/ドローン撮影２.jpg"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/3724bd14-04b9-4a35-b9d6-ca2f7bcbd183/ドローン撮影例.jpg"><img src="https://ik.imagekit.io/qulii/a6c4abfb-dbc1-4e98-a01c-8830fa1d5da4/ドローン撮影4.jpg">※ 現在ドローンの飛行には政府への機体の登録が必要です。キュリーではこちらの登録も完了しておりますので、土地の管理者の許可を得た上でドローン撮影を行うことができます。さて、ここまで機材や撮影に関連するお話をしてまいりましたが、Part2では編集にまつわるお話をしていこうと思います。データの選別からカットの編集、BGMのセレクトやカラーグレーディングなど、編集にもさまざまな過程があります。次回の更新をお楽しみにお待ちください！お読みいただきありがとうございました！

山梨県ワーケーション動画の制作 Part1 〈使用機材と撮影の方法について〉

今回はキュリー株式会社のオンライン配信と動画制作の強みについてご紹介いたします。弊社は東京の上野に横幅10mを超えるグリーンバックのスタジオを完備しております。横幅が広くゆったりとした設計のため、コロナ禍でも安心して対談などを実施可能なスペースを確保することが可能で、あらゆるバーチャルスタジオとしてご活用いただくことが可能です。スタジオではYouTubeやZoomなどのオンライン配信だけでなく、スライドや動画を活用した動画教材の制作、さらにはナレーション録音などまで様々な作品の制作が可能です。また、スタジオには音響・映像オペレーターが常駐しており急なセミナー配信や動画教材制作、さらにはオンライン配信の急な仕様変更まですぐにご対応いたします。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/e4a0b4a5-9a1a-4c0b-9f34-a40aa85cd60d/14.png">自社スタジオを使用した配信ではこれまでに大企業をはじめとして教育機関や政府機関など様々な団体の皆様にご活用いただき、多くの映像作品やライブ配信を送り届けてきました。配信に必要な最低限の機材だけでなく原稿音読のためのプロンプターなど多種多様なケースに対応できるように様々な機材を取り揃えており、基本的にスタジオをご利用いただいた際には自由にご活用頂くことが可能です。バーチャルスタジオを活用した配信ではカメラ映像だけでなくスライドや動画、さらには弊社のデザイナーが制作するオリジナルデザインのテロップなども合成して視聴者の皆様が見やすい画面構成を考え抜いたレイアウトにて配信を行なっております。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/26bee857-ab05-4595-abc0-13ee024a6ebd/27.png">弊社独自のセキュリティー・分析ツール「Qulii Security」を開発しておりますので、普段は分析が難しいYouTubeの視聴者についても参加申し込みがあった方のうち、誰がいつ視聴をどの程度行ったのかまで詳細な分析レポートを発行することができます。（オプション）<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/1df30586-cc9f-4dc6-94e1-9faae02d8322/15.png">自社スタジオからの配信だけではなく必要に応じて外部の会場を用意し、配信環境を整えたり、企業様のオフィス会議室や公民館、ホールなどに特設スタジオを組み上げて現地から中継配信することも可能です。これまでにネット上の参加者向けに配信するオンライン配信や、オフライン（会場）とオンライン（ネット）の両方に参加者がおり相互会話を行いながら配信するハイブリッド配信など、地方自治体の皆様や教育機関の皆様など多くのお客様にご活用頂いております。屋内だけでなく屋外からの配信にも対応可能です。電源やインターネット環境が全く存在しない配信にとっては過酷な現場において弊社で必要なインフラを手配し、安定した配信をご提供いたします。必要に応じて外部スタジオと弊社の上野スタジオを組み合わせて、効率よく安定したネットワーク環境を構築して配信を実施することも可能です。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/a7936737-54e6-4487-96b3-9e81a268b893/23.png">また、弊社には専属のカメラマンと映像クリエーターが複数名所属しており、映像作品の制作も承っております。これまでに衣料メーカーのブランドムービーや地方自治体の観光PR動画、さらにはホテルなどの宿泊施設のバリアフリー化に関する取り組みを紹介する動画など多岐にわたる動画制作を実施してまいりました。<iframe class="ql-video" frameborder="0" allowfullscreen="true" src="https://www.youtube.com/embed/i2AmoB1W_mg?showinfo=0"></iframe>シネマ用カメラとジンバルを使用した映画風の映像作品やドローンを活用した空撮映像など、本格的な映像作品の制作が可能です。絵コンテの作成やコンセプトの創造まで映像制作に必要な作業全般を担っておりますので、制作したい映像作品がある場合は抽象的なイメージでも構いませんのでお気軽にご相談くださいませ。今回ご紹介しきれなかった内容もたくさんありますが、オンライン配信や映像制作などクリエイティブに関することでお悩みの場合はぜひお問合せフォームからご連絡ください。専門のスタッフが真摯にご対応いたします。

キュリー株式会社のオンライン配信・動画制作の強みとは？

2022年8月27-28日に東京工業大学で開催された株式会社JTB主催のGlobal Link Online2022のウェブサイト制作・オンライン配信・ブース内進行を昨年に引き続き弊社が担当させて頂きました。Global Link Onlineは共通の興味関心を持つ各国の参加生徒に向けて、自身の研究内容を英語で発表・議論・交流出来る課題研究の世界大会で今年はオンラインとオフラインの両方で参加可能なハイブリッド形式で開催しました。 今年は6つの国と地域（シンガポール・ベトナム・タイ・インドネシア・台湾・日本）から、総勢52チーム133名の中高生が参加しグローバルな舞台での熱い闘いが行われました。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/dcc9d5f8-3ad4-4624-bd25-67141dcdf204/DSC07869.JPG">本年度の配信は東京工業大学内に特設スタジオを組み上げ、大学のWiFiにセキュリティがかかっている関係からインターネット環境も持ち込む形で現地からZoom（双方向配信）とYouTube Live（一方向配信）を実施しました。Zoom内ではブレイクアウトルームを活用してアイスブレイカーセッションや発表などを各ブース内にて実施しました。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/44068307-4326-45ce-9d96-a0c13841df7e/DSC07964.JPG">各ブース内の映像を実際に大会に参加されている方々以外にも保護者の方や教職員の方々でも閲覧できるようにそれぞれのブースの映像に副音声を入れた状態で配信するように設計させて頂きました。各ブースでの進行や発表は全て英語で実施されるため一般の視聴者の皆様にもわかりやすいように日本語訳や解説などを副音声として入れることで発表内容が伝わりやすいように配信をさせて頂きました。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/8670ab43-2f7e-47a9-9ad9-f0172994586f/DSC08112.JPG">メイン配信に加え各カテゴリーの合計３つのYouTube Liveを同時に現地（東京工業大学）から配信を行い、現地のネット環境によっては配信が中断してしまう可能性も考え弊社のセキュリティーサイトである「Qulii Security」を活用してYouTube LiveのURLを発行させて頂くことで万が一途中で配信が切れてしまっても別の配信に視聴者の皆さまがスムーズに移動頂けるように準備させて頂きました。<img src="https://ik.imagekit.io/qulii/b832979e-fbca-499c-ae26-6ff82ac77db1/DSC07812.JPG">1日間の準備＋2日間の配信でファシリテーターも含めると総勢15名ほどで対応させて頂いた大型のイベントでしたが、事前にネットワーク関係の懸念点などを洗い出し準備させて頂いたことで最後まで特に大きなトラブルなく実施させて頂くことができました。また、配信の側で当日の２日間の様子を弊社のカメラマンが撮影し、オンラインの様子と共にまとめた当日エンディングを作成させて頂きました。最後の表彰式の結果までを取り入れた映像を大会の最後に流すことでイベントのまとまりができ、ご担当者の皆様にも高評価を頂くことができました。<iframe class="ql-video" frameborder="0" allowfullscreen="true" src="https://www.youtube.com/embed/G7dyjDBJKig?showinfo=0"></iframe>オンラインとオフラインを合わせたハイブリット配信や同時通訳などを交えた複雑な配信などのご相談がありましたらご気軽にご相談頂けますと幸いです

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